西の魔女が死んだ

映画化されたことで話題になって知っていた本。
この作家さんを気になりつつも、なかなか手に取る機会がなく
今回はじめて読みました。完全にはいりこんでしまった。しまったなあ。
 
「西の魔女」は英国人のおばあちゃん。語り手は13歳の孫娘「まい」。
その歳の頃といえば、自分もちょうど難しい時期だったなと思い出しつつ。
バスの中で読んでしまって、うっかり泣き。
 
何か余計な事を言い過ぎて、相手を傷つけてしまったときほど
いつまでも長いこと、心に重い影を引き摺ってしまうので
だったら、私は貝になりたい、と思うわけで。
 
一つの愚行に対して、一つの反省をしたら、一つの許しが必ずある、
というふうにシンプルになったら簡単でいいのに。とか、
あほなことを考えながら、珈琲豆ぶらさげて帰ってきました。
 
そうしたら、自分が許す側に回ったときが、一番試練の時になるけども。
きっと、許す側に回った時が、大人の立場になった時なのだろうけども。
 
私はまだまだ精神的に中坊なのか、という結論。
 

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

西の魔女が死んだ (新潮文庫)