字幕仕掛人一代記 ー神島きみ自伝ー

自分が学生だった頃は、まだまだ映画はフィルムでありビデオであった時代。
細かい作業が好きだった自分は、映画の字幕の文字を書く職業に、
少なからず憧れを抱いたものでした。
 
そうこうしているうちに、テープがCDになり、ビデオがDVDになって
しまいには Bluray とか出てきたわけで。
自分の人生のうち、10年くらい映画産業から興味が離れている間のこと。
その期間に、映画の字幕もデジタル入力になり、憧れた映画字幕制作会社は廃業していた。
 
ということも20年ぶりに映画について勉強し始めてから知ったことで
この本を紹介してくれたのも学校の先生でしたが。
 
読ませてもらって、あらためて思ったことは、
何でも、誠実に、一生懸命にやれば、結果は後からついてくるということ。
 
戦時中・戦後の、考えてる暇があったら働け、という時代に
どうしても憧れを持ってしまうのだけれど、いまだから出来ることもあるはず。
それを見つけようと、もうちょっともがいてみる所存。
 
何事も、人と人とのつながりで出来ている。
 

字幕仕掛人一代記―神島きみ自伝

字幕仕掛人一代記―神島きみ自伝

 
ちなみに先生から借りた本、途中のページが著しくクシャクシャなんですが
犯人は私じゃないですよ。けれど小心者だから今からやかんの蒸気で伸ばします。。