字幕仕掛人一代記 ー神島きみ自伝ー
自分が学生だった頃は、まだまだ映画はフィルムでありビデオであった時代。
細かい作業が好きだった自分は、映画の字幕の文字を書く職業に、
少なからず憧れを抱いたものでした。
そうこうしているうちに、テープがCDになり、ビデオがDVDになって
しまいには Bluray とか出てきたわけで。
自分の人生のうち、10年くらい映画産業から興味が離れている間のこと。
その期間に、映画の字幕もデジタル入力になり、憧れた映画字幕制作会社は廃業していた。
ということも20年ぶりに映画について勉強し始めてから知ったことで
この本を紹介してくれたのも学校の先生でしたが。
読ませてもらって、あらためて思ったことは、
何でも、誠実に、一生懸命にやれば、結果は後からついてくるということ。
戦時中・戦後の、考えてる暇があったら働け、という時代に
どうしても憧れを持ってしまうのだけれど、いまだから出来ることもあるはず。
それを見つけようと、もうちょっともがいてみる所存。
何事も、人と人とのつながりで出来ている。
- 作者: 神島きみ
- 出版社/メーカー: パンドラ
- 発売日: 1995/11
- メディア: 単行本
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ちなみに先生から借りた本、途中のページが著しくクシャクシャなんですが
犯人は私じゃないですよ。けれど小心者だから今からやかんの蒸気で伸ばします。。