本の寄り道

翻訳アンテナで、ある時ふいに鴻巣友季子さんを知り、
こちらの鴻巣さんの書評集に辿り着きました。
 
雑誌や新聞の紙面で、ちょこっとした書評を読む事はあっても
ここまでまとまった数を読んだのは初めて。2004-2011年分。
ざっと数えて243冊分!(正確じゃないかもしれませんが)
ずるいことに、自分は書評を読んだだけなのに読破した気分。
ドラえもんで読んだことあるような(ツールの名称は失念)
“ページを破って食べたら記憶するやつ” に似たかんじ。
もう、読む前の自分には戻りたくない!このまま勢いに乗って
どんどん本を読みすすめたい欲がむくむくと。
 
さて、いつもながら自分は気になるとこに付箋をつけまくり
結局あとで浚うのが大変なことになりました。一通り挙げますけど。
 
『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』ポール・オースター編 柴田元幸他訳 ☆
『キップをなくして』池澤夏樹
『ロリータ』ウラジーミル・ナボコフ 若島正
『十話』『十夜』ランダムハウス講談社編 
『翻訳教室』柴田元幸 ☆
『小説のストラテジー佐藤亜紀
『打ちのめされるようなすごい本』米原万里 ☆
チェーホフを楽しむために』『ギリシア神話を知っていますか』『シェイクスピアを楽しむために』阿刀田高
『シズコさん』佐野洋子 ☆
ザ・ロードコーマック・マッカーシー 黒原敏行訳 ☆
『やさしいため息』青山七恵
『白い指先の小説』片岡義男
『禿頭礼讃』フィリップ・エリアキム 酒井由紀代訳
日本語が亡びるとき 英語の世紀の中で』水村美苗
『図書館 愛書家の楽園』アルベルト・マングェル 野中邦子
『やんごとなき読者』アラン・ベネット 市川恵里訳 ☆
『背中の記憶』長島有里枝 ☆
『我的日本語』リービ英雄
『世界文学を読めば何が変わる? 古典の豊かな森へ』ヘンリー・ヒッチングズ 田中京子訳 ☆
 
せめて古典文学は、学生のうちに読んでおきたかった。
今のわたしは、これから『やんごとなき読者』の “女王” さながら
本の世界の深みにはまってゆく予感。
 
本とたわむれるのって実に楽しい。
(実際にたわむれるのはこれからだけど)
 

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