翻訳家の仕事
- 作者: 岩波書店編集部
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2006/12/20
- メディア: 新書
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現在、映像翻訳の勉強をしているのですが、先日のクラスにて
「翻訳を仕事にしたいと考えている皆さんは、どれだけ"翻訳"という分野について知っていますか?」
という質問を先生から投げかけられました。
正直にいうと、あまり知りません。
映像翻訳家の名前を挙げよといわれても、戸田さんくらいしか。
さらに翻訳にはどんな種類があるかなんて、よく考えたことがなかった。
これはまずい。とてもまずい。
だもんで、Amazon や 図書館蔵書検索で「翻訳」というキーワードに
ひっかかった本をピックアップしながら読みはじめました。
これが一冊目。文学作品の翻訳家の皆さんによるエッセイ集でした。
いつもどおり、付箋をつけたところは下記のとおり:
(読んでおかねばというタイトルのメモになりました)
- ドストエフスキー「罪と罰」(米川正夫訳)
- 村上春樹・柴田元幸「翻訳夜話」(文春新書)
- 中野好夫「英文学夜ばなし」(新潮選書)の「翻訳雑話」
- ジョン・レノン「らりるれレノン」(佐藤良明訳)
- James Merrill "Lost in Translation"
- 多和田葉子「エクソフォニー」(岩波文庫)
- 柳父章「翻訳語成立事情」(岩波新書)※
- メルヴィル「白鯨」(八木敏雄訳、岩波文庫2004)
- ジェフリー・フォード「白い果実」(金原+谷垣訳、山尾悠子、国書刊行会)
- 柳瀬尚紀「翻訳困りっ話」(白揚社、河出文庫)※
思ってたんとちがーう、というほど自分の想像からは離れていなかったけれども
慣れてしまえば、いつかベテラン風拭かせて、余裕ぶれる日がくるのかと
思っておりました大反省。いつまでたっても勉強あるのみ。
そして翻訳者の立ち位置についても、いろいろと考えさせられました。
自分なりの答えを見つけなくちゃな、と思った次第です。