「分かち合い」の経済学

け、経済学については、かすりもしたことのない人生を送ってきたのに
何かの検索サイトで、オランダの“ワークシェアリング”から(何故か)
ひもづけて紹介されたので読んでみました。
 
いわゆる経済学的な分析の章は、白目で読んでしまったので
正直あたまに入ってはいないのですが、一応付箋をつけたところをメモ:
 

 
細かいことはよくわからなくても、物心ついたころから、
肉体労働の人達よりも、会社勤めの人達の方が、
社会で優遇されていると自然と思うようになっていた。
自分の育った環境はどちらかというと前者が多い地域。
 
社会で優遇されるということは、地位も上なんだろうと感じ取り
自然とデスクワークの仕事を探して、職に就いて現在に至るのだけど
いつも心のどこかで、(どうして汗水たらして働く人達は
会社勤めの人達と同等の保障が与えられていないのだろう)と
思っていました。でも、肉体労働の人達も、会社勤めの人達も、
今の状況が当たり前みたいにしているし、そういうもんなのか、と。
 
それからちょっと諸外国に興味を持ち始めていろいろ探るうちに、
世界中どの国も同じかというと、そうでもないよ、ということを知り
だったらどっちの方が、皆が幸せにしているか考えるようになりました。
あと、自分が、どっちの方が(精神的にも経済的にも)幸福を感じるか。
 
「これが当たり前」と思っているうちは、その中でどうするか
ひたすら考えるしかないけど、世界中にはそうじゃない選択肢もあるんだよ、
ということを知る機会は、全ての人間に平等に与えられるべきだと思う。
どんな経済状況にある子供でも、充分な教育を受けられる社会になってほしい。
 
この本の内容とはズレたけど、そのようなことを読後に考えました。
 

「分かち合い」の経済学 (岩波新書)

「分かち合い」の経済学 (岩波新書)