残業ゼロ 授業料ゼロで 豊かな国オランダ
というタイトルの本を読みました。
オランダで生活する教育研究家の日本人女性が書かれた本です。
「ほほう」と思うところに付箋をつけながら読み進めていたら
終わる頃には15枚もの付箋がひらひらしていました。
あまり難しい本を読み慣れていないので少々心配でしたが、
現地の生活者から聞けるはなしは、なにをとっても興味深い。
付箋した内容をメモしておくと:
- OECD(経済協力開発機構)の2006年データによると、日本人の年間平均労働時間は1784時間で、オランダ人は1391時間。しかし1時間あたりの国民総生産額をみると、日本人が35.6ドルに対し、オランダ人は51.2ドル。これいかに。
- オランダ人の不親切の5割は単なる無関心と鈍感によるもの、残りの半数は「お節介を焼くということ」が相手を自立した大人として扱わない失礼な行為と考えている(と思われる)から
- フェアトレード運動、「マックス・ハヴェラー」(マックス・ハーフェラール)、ムルタトゥーリ
- アンネの日記、5月5日の解放記念日、オランダ戦争文書研究所(NIDO)
- 進歩的なカトリック教徒、ウィレム・ベッカーズ司教の発言
- 公営放送の放送システム、マイノリティ集団ごとの番組制作
- 環境保護、無駄を出さずに倹約の精神を発揮するカルヴィン派精神
- 「ワッセナーの合意」→「ポルダーモデル」→「ワークシェアリング」
- 「オランダの女たちはうつ病にならない」"Dutch Women Don't Get Depressed" by Ellen de Bruin
- 外国籍の住民登録者の国籍数、2007年の統計では1位 アムステルダム177カ国、2位 アントワープ164カ国、3位 ニューヨーク150カ国
- 子ども手当は教育補助金として直接学校に支給される
- Pim Fortuyn、Theo van Gogh http://ja.wikipedia.org/wiki/テオ・ファン・ゴッホ_(映画監督)
- 外国語が得意なオランダ人
- 作者: リヒテルズ直子
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/09/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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年末は、しばらく上記の事柄に繋がる本を読んで過ごします。