電車のはなし

 
電車の乗降口で、ふんばるひとがいる。
 
ふんばる、といっても別にトイレ的なことではなくて、
駅に到着した際に、いったんホームに降りたりせずして
ひとの波に逆らって、とにかく扉の横に陣取ることである。
 
そんなひとに限って、鞄がでかい。乗降りですれ違う際にもれなくひっかかる。
そんなやつに限って、足がでかい。乗降りですれ違う際にもれなくつまづく。
 
統計的に(勝手なはなしだが)、女子が8割、サラリーマンが2割。
彼らに、「一度駅に降りて、ひとの流れをスムーズにしてさしあげよう」とは思わなんだか?
と聞いてみたいとフワりと考えたことがあるが、ヘタレなのでやめました。
 
さておき、女性専用車両では。
女性だらけでリラックスしてるせいなのか、また別のやっかいが。
 
扉によっかかって立ち寝したいという欲望からか、
駅での乗車の際、最後に乗り込もうとする輩多し。
 
なんで扉で寝たいんだ。家で寝てきなさい、家で。
それに扉前を死守するひとに限って、意固地になっているからなのか、
彼らに、「ひどい顔してますよ、あなた、眉間にえらいタテ皺が。」
と言ってみたいとポワリと考えたことがあるが、やはりヘタレなのでやめました。
  
いろんなひとが集る場所ですから、そこはなるべく日本人的な気持ちで、
あたりさわりないように、自我はおいといて、まわりの流れにあわせて
いけたらいいんじゃないのー。どうなのー。
 
というとりとめもないはなし。

歩いて通勤したいなぁ。