たまのかんがえごと

省エネ(というか節約)生活を始めてからというもの、時間が許す限り
移動手段には徒歩もしくは自転車を利用するようになりました。
週末の都内8km圏内は自転車があたりまえの生活です。

 
とにかく支出をおさえることが第一の目的ですが、身体を動かすようになって
体調管理ができるようになってきました。毎年冬になると風邪をこじらせて
いたのが嘘のようです。あわせて、自炊をしているのでそのお陰も大きいかも
しれませんが、この良いサイクルは維持していくことが、今後の人生を
左右するような気がしています。身体の健康は心にも影響を及ぼすもので。
“病は気から”と言いますが、私の場合は、気から病の流れに限らず、
病から気に影響を及ぼすことのほうが多かったように思います。
病床に伏せると、ネガティブ思考が渦巻くのでそれは恐ろしかった。
 
しかし今思い返すと、風邪にかかってから治す努力はしたけれど
日々、風邪菌を跳ね返す体力を備える努力はしていなかったなぁ、と。
たなぼたな健康にしがみついていたくせに、風邪をひいたら
アンラッキーだと言っていた自分を反省しました。
 
歩いたり自転車を漕いでいる時間は、健康維持だけに限らず、
じっくり考え事をするのにも最適です。毎週末、実家へ向かう
片道8kmの自転車を漕ぐ時間、いろいろなことを考えます。
明日のこと、来週のこと、今後のこと。自分のこと、親のこと。
 
今まで、ひとの“自分の事だけ心配すればいい人生”を羨んできましたが
羨むことでは何も解決しないということは、どこかで判っていたはず。
しかしそれを他のせいにして逃げてきたように思います。
それがじっくり歩きながら考える時間をもつようになり、
自分の深層心理から、「判ってる」ということを引き出せてきました。
毎週5mmずつくらい。かなりの牛歩。全長どれだけあるのかは不明ですが。
 
この歳になってかなり今更感まるだしでおはずかしながら
他のせいにせずに何事にも誠心誠意向き合うというのが、
あらゆる悩みの解決に向けた第一歩なのかと思い知りました。
 
 
備忘録:
実家の水回り(風呂場とトイレ)、手作り石けんを溶かした水で
掃除したら、いいかんじでした。市販の洗剤よりも手に優しいし。