幕末の歴史を学ぶ
世の中にはまだまだ知らないことがいっぱい。
攘夷 読み仮名:じょうい
外国人を撃ち払って国内に入れないこと。
「尊王―」
攘夷論 読み仮名:じょうい-ろん
幕末、外国との通商に反対し夷狄(外国)の排撃を主張する思想。
開港以後は、尊王論と結びつき下級武士の政治運動を支える
尊王攘夷論となった。
夷狄 読み仮名:いてき
〔「夷」は東方の蛮人、「狄」は北方の未開人の意〕
(1)未開の人。えびす。野蛮人。
→東夷(とうい)
(京都からみて)東国に住むあらあらしい武者。あずまえびす。
「―のあらけなき心に、かくまで侍りけるぞや/撰集抄 4」
→北狄(ほくてき)
北方の賊。
「東夷―」
(2)外国人を、軽蔑したり敵意をもったりして呼ぶときに使う語。
「―を打ち払う」
佐幕 読み仮名:さばく
〔「佐」は助ける意〕幕末、勤王・倒幕の思想に反対し、
江戸幕府の存続を支持したこと。
倒幕派⇔佐幕派
公武合体 読み仮名:こうぶ-がったい
幕末期、朝廷(尊王)の伝統的権威と結び付き、
幕藩体制の再編強化を図ろうとした政治論、およびその運動。
桜田門外の変後、和宮降嫁で具体化したが次第に行き詰まり、
倒幕派に圧倒された。
桜田門外の変 読み仮名:さくらだもん-がいのへん
1860年3月3日、大老井伊直弼が桜田門外で水戸浪士ら一八名により
暗殺された事件。
勅許を待たずに日米修好通商条約に調印したことや
安政の大獄による弾圧などに対し、水戸浪士が憤激して起こした。
勅許 読み仮名:ちょっきょ
勅命による許可。天皇の許可。
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