鼻血ブー

今日も楽しい歯医者の日。ウキウキして会社を出る。
わーいわーいと軽くスキップ踏むくらいの身軽さ。


しかしやっぱり予約の時間から30分は待たされるんだなぁ。
これは何とかしてもらいたいものだ。


今日も左下の歯の治療中耐え切れなくなり、麻酔願い。
口の勝手が効かなくなって、うがいしてもぴゅーっと漏れる。
しようがないので両手で上下の唇をはさんでつまんで
くちをゆすいで、ぺ、とはく。くちをゆすいで、ペ。


「で、ですね、これから歯に詰めるものの種類を説明します」


というわけで聞いていると、ふむふむ、金とか銀とかはちょっと
見栄えの点で、女性にはおすすめしないわけですね、ふむふむ。
じゃ、先生おすすめの、それでいいです、ハイブリッドで。
と、申した瞬間、我の治療費には 78,000 円が課金されました。


ああ、楽しい時間にはワナがある。人生そんなに甘くない。
そんなこと、とっくに解っていたはずじゃない私のばかばか。
と、自分をゆっくり責める時間もなく、書類にサインをし、
来週の月曜に治療(すなわち支払い)を約束して帰路に着く。


まるでホストクラブに通っている気分です。
治療費稼ぐために水商売にはまってみようか、とも考える。安易。