天然生活


雑誌「天然生活」8月号を読む。おそらく創刊第2号。
ku:nel 以上、暮らしの手帖未満、というところか。


突如、気が向いてじっくり読んでみた。
ある記事に目が留まる。


「アトム共同保育園
 こねて、ぶつけて、通い合うこころ」


“どの子とも仲良く、は大人の勝手な理想である”として
こころから納得するまで気持ちをぶつけ合わせることを
心がける。そうすることで、子どもが自分で感じて
表現する力を育てたいのだそうだ。


取材日の光景として、いくつか逸話が載っているが
いちばん心に残ったのは、


“やんちゃな男の子が、勢いあまって取材者にパンチしたときも、
近くにいた子が「ごめんな、あの子、いつもああやねん」と
自然にフォロー。お互いの個性を分かり合い、受け入れている。”


読みながら、もしかしたら自分はよく、あの人はああいう人だから…
と理解したつもりでいるけど、頭の表面でだけ理解した“振り”
だから、後々“ああいう人”らしい行動をとられたときに
腹を立ててしまうのだ。そうか、自分は個性を受け入れたフリ
をしているんだいつも。そういうことか、と急に理解した。
自分の心の機能で欠けているものはそれだったのかも。


今のままでは周囲に受け入れてもらってばかりではないか。


心の底から個性を受け入れるにはどうしたらよいのか知りたい。
私もアトム共同保育園から、人生再スタートしたい。
できることなら、と心から思う。


天然生活