会社帰りに、先日 gakki にお貸しした自転車の
カゴを受け取りに、ニコタマへ赴く。gakki 自身は
自転車でそこまで来たわけで、さて私はどうしたか
といえばそれはバイ・ハンドで電車に乗る。


危険物扱いされて、乗車拒否されるかと思ったら
大丈夫で一安心。シートに座った。
隣に座ろうとしたおじさんに、2度見された。
向かいに座る携帯メールギャルにチラ見された。
自転車がカゴつけていてもおかしくないのに
なんで私がカゴつけてるとおかしいんだろう。


などとある駅に停車中、ぼーっと考え事していたら
扉が閉まりかけたその時、向かいに座っていたおじさんが
慌てて立ち上がって扉に駆け寄ろうとした。それと同時に
電車が走り出した。おじさんは進行方向と逆に向かって
ダッシュしたことになる。おもいっきり勢いがついた。


そこは奇しくも最後車両の最後扉。勢いのついた
おじさんを待ち構えていたのは、車掌さんの窓。
かなりの顔面ダイヴをかましたおじさんは、
まるで、窓ガラスに突っ込んできたハトのように
いったん「ばんっ」とへばりついてから、一拍置いて
ずるずるずるとすべり落ちてゆきました。


そうこう観察しているうちに自分の駅に着いたので
相変わらずカゴをつけて歩いているうちに、
あることに気づいた。そういえば gakki は念力で
ひとを転ばせることができるとな。ということは、
このカゴも gakki と少しの期間暮らしてきたおかげで
なにか不思議な力が憑いたのかもしれまい。
もしかして私がカゴをつけながら、ぼーっと
おじさんを眺めていたせいで、転んだのかも。


などと考えたら、ちょいと転ばせたい人を
何人か思い出した。いひひ。試してみようかな。
と思ってみたけど、自分もカゴをつけていなくちゃ
効き目が無いんだった。こまったなぁ。