見た夢

いくつかみたうちのひとつ。


どこかのビルを9階へ行こうとしていた。それも階段で。
しかし非常階段ではなく、すごく狭い店内を通り抜けて
1階上るとまた反対側に行かないと上るための階段が無いので
狭い店内にひきしめきあう人の波を掻き分けて進む。


ただでさえ狭い階段に座り込む輩がいて、いらいらしながら
半ばスキーのポール状態で手で除けながら前に進む。
それとは別に、鉄製の松葉杖をしているひとが多く居た。
座り込んで商品の本を読んでいる人もいた。本屋さんだった。


9階につくと、そこは行こうとしていた誰かの住居。
家主は不在で、留守番を頼まれていたもよう。
電気をつけてベランダにむかって、そこにあった洗面台で
手を丁寧にあらった。石鹸は泡立たなくて、気づいたら
石鹸のウラにはプラスチック製でグレー透明の包丁がぺったり
くっついていた。なんだろこれ、と思いながら、ベランダの
下に広がる結構な夜景を眺めていた。