ありがとう

気づいたら開け放したベランダの窓から舞い込んだ砂が散乱。
ひきっぱなしにしていた布団に散らばってしまい泡を食う。
半泣きでベランダでそれをはたいていると、強風に舞った
白いシャツの袖が、左肩をポンとたたいてくれた。
大丈夫だよ、がんばりなって。そんな気がした。